3月某日、トイカプセル班で調理実習を行うことになりました。メニューはボール型人形焼きです。
当日は、午前中にスーパーへ買物。皆で材料の卵・牛乳・ホットケーキミックス・シロップに板チョコ、そして爪楊枝を探して籠へ。牛乳1つとってもいろいろな種類、値段があり、皆で相談して商品を選びました。バーコードをピットしてセルフレジでの会計にも挑戦しました。
午後からは、いよいよ実習。まずは身支度を整えます。持参したエプロンと三角巾を身に着けるのですが、どこに腕を通すの? 後ろで結べないよと、四苦八苦してやっと整いました。普段見慣れない姿に恥ずかしがる人もいましたが、下請け班の部屋をランウェイして気持ちを盛り上げて食堂へ。
手をしっかり洗っていよいよ調理です。第1関門は卵割り。初めて割る人、やったことがあるから大丈夫という人、お父さんがいつもやってるの見てるからできるよという人と、それぞれが緊張しながら卵を割りました。失敗する人はなく、無事、皆が上手に割れました。
その後の牛乳、粉を混ぜることは問題なく、第2関門は、生地を型に流し入れることとひっくり返すこと。おっととの状態でちょっとばかり形は不格好になってしまいましたが、食べれば一緒だよねとみんなで納得して120個を焼き上げました。
1階訓練室の人、2階下請け班の人、事務室の職員さんにも食べてもらいたくて、声をかけて食べに来てもらったり、運んだり。ウエイトレスを自発的に引き受けた人もいました。最後は自分たちがいただきます。「おいしいね!いけるじゃん!」と笑顔が広がりました。すぐに「またやりたい!」の声が上がり、2回目を計画することになりそうです。